漢字文化圏のを構成する日本・中国・韓国の宮廷舞踊を通じ、東アジアの伝統芸能の特質を明らかにする國際学術会議。
日本からは瑞穂雅樂會の三田徳明主席が招聘され、参加した。
歓迎レセプションの挨拶で三田主席は、日本雅楽が内包する国際性を紹介し各国の共同研究の必要性を主張した。
例によって、主席らしい、ある種煽動的な問題提起の方法であったが、各国の学者は一様に賛同してくれたという。

これを機に、瑞穂雅樂會の国際プロジェクト「アジア里探(Return)プロジェクト」が始まることとなる。

2004 國際學術會議
韓・中・日 宮中舞踊の変遷と伝承

2004年5月24日〜25日
於:韓國藝術総合學校 KNUA ホールほか

5月24日 開会の辞                     許  榮一(韓國藝術総合學校 舞踊院 院長)
        Workshop                   三田 徳明(日本 学習院大学)
        特   講                    王  克芬(中国藝術研究院)
        特   講                    朴  永光(中国 中央民族大学)


5月25日 開会の辞                     李  建容(韓國藝術総合學校 総長)
        基調発表                    許  榮一(世界民族舞踊研究所 所長)
        日本雅楽の変遷と伝承           三田 徳明(日本 学習院大学)
        中国 宮廷舞踊 発展の歴史と軌跡   王  克芬(中国藝術研究院)
          ほか

三田主席のワークショップ参加者と記念撮影

中国藝術研究院の王克芬先生と主席。
翌秋、北京藝術博覧会で主席が訪中した際にも再会し、さらに親交を深めてゆくことになる。そして2005年7月、東京での「シルクロード=ライブ・シンポジウム」として実を結ぶ。
中国と日本の出会い、架け橋は韓半島・・・。
何千年も変わらぬ半島の位置づけである。

(最前列最左が三田徳明主席楽師)